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2023年を振り返る:ロマン優光連載272

連載
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反リベラル・左的な界隈の中で嫌韓的なものが勢いを失い、暇空茜問題に代表されるように女叩き・フェミニズム的なものに対する攻撃がネット上では勢いを増しているのが実感される。例えば、アンミカ氏に対するバッシングはX(旧ツイッター)上など特定の場所では目立つものの、「どん兵衛」の売り上げにどれだけ影響があったかとか、アンミカ氏の芸能活動にどれだけ影響があったかを考えるとたいした影響はないのが実際のところだろう。それに比べて、暇空氏の言動は確実に現実に影響を与えており、去年から今年においての一大現象である。

謎のアンミカ・バッシング:ロマン優光連載270
270回 謎のアンミカ・バッシング ここ最近、タレントのアンミカ氏が密入国者であるというバカバカしい噂が、X(旧Twitter)を中心に出回っていた。 2017年から存在しているこのデマに対しては、騒動が始まる以前の11月21日にアンミカさん本人からThreads内で否定されているし、既に多くの人が密入国はあり得ないだ...
「暇アノン懺悔録」について:ロマン優光連載262
262回 「暇アノン懺悔録」について 小川たまか氏によるインタビュー 『【暇アノン懺悔録】「暇アノンの姫」だった40代男性』(全4回) を興味深く読んだ。 Twitter(現X、以下同)上のフェミニスト、フェミニズム的な言説に対する反感に端を発した、暇空茜を名乗る男性によって起こされた一般社団法人Colaboや代表の仁...

上にあるように「左派」的なものへの攻撃は対象を変えながら続いているわけだが、その一環として、いわゆるLGBT法に反対する立場で女性専用スペースの問題と絡めて「トランスジェンダー」を叩くことが増加している。女性専用スペースに男性が侵入してくるのではといった類の危機感を抱いた女性達(多くは左派であり、フェミニズム的なものを支持していた人)の一部が先鋭化していく過程で他の政治的な問題や人権問題では意見が合わないだろう 「アンフェ」や宗教右派層と共闘する奇妙な状況も生まれた。

陰謀論について触れることも多かった。コオロギ食のように単独で特定の陰謀論を取り上げることもあれば、原口氏やASKA氏のような陰謀論者を取り上げたこともある。ジャニーズファンの一部が陰謀論に接近した事例や、元暇空茜支持者のインタビューについての感想など陰謀論がメインテーマでなくても、間接的に陰謀論に言及することも多く、陰謀論のある風景が普通になっているのを実感する。

ASKAのBUCK-TICK櫻井敦司死去に関する発言について考える:ロマン優光連載263
263回 ASKAのBUCK-TICK櫻井敦司死去に関する発言について考える 突然の訃報に気持ちが整理できないまま友人と話していた。いや、他の用事があって連絡をとったのだが、自然とその話になってしまった。自分でも意外なくらいショックを感じてた。そうかといって、自分くらいの想いしかない人間はSNSで追悼の弁を述べるのは違...
真夏の陰謀論小咄:ロマン優光連載252
252回 真夏の陰謀論小咄 1日で4回、電車の非常停止ボタンが押されたというアナウンスを聞く日があり(そのうち2回は同じ電車の中で)、行きに3回、帰りに1回、線路進入1回、駆け込み乗車で荷物挟まった3回の内訳で、こういう日もあるのだなと思った。 その日に限って何があったのか。一部の人は既に盆休みに入っていたこと、利用し...

白いカラスが一羽いることでカラスは全部白いと言い張るような、例外と極論で何かを証明したような気になる人が多いのも実感したし、感情優先で意地をはってると、大元がなんであれ陰謀論的な言説に取り込まれやすいというのも実感できる、そんな2023年だった。

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サムソン高橋とのイベント

改めて原稿を見返すと、その後どうなったのかが気になる話題もあり、今回改めて現状を調べたものもある。

高知県土佐市の観光交流施設で経営していたカフェが地元の有力者によって不当に追い出されそうになっているとネット上で訴えて炎上していた件。カフェは結局観光交流施設から撤退させられたが、高知県の中心地である高知市はりまや町に移転し名を変えて経営しているようだ。

SNSで起きた高知県土佐市某観光交流施設のカフェを巡る事柄のこと:ロマン優光連載240
SNSというものはまかり間違うと本当に怖いことが起こるものだなと思う。 高知県土佐市の観光交流施設で営業していたカフェと同施設の指定管理者であるNPO法人との間のカフェの立ち退きを巡る係争。カフェ店長がTwitterアカウントでNPO代表を告発する漫画を発表して拡散を呼びかけ、何人かのインフルエンサーが取り上げることで...

この実話BUNKAオンラインで「ハッテン場から愛をこめて」を連載中のサムソン高橋氏と12月23日に年間振り返りをテーマにイベントを開催したのだが、はあちゅう氏なりすまし裁判が今年のことだったというのに2人とも驚いた。もっと前の話のような気がしたのだが、今年の春の話だったのだ。このようにネットで話題になった話などはすぐに忘れられるものだ。

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