「まだ疑惑の段階なのに罪を犯しているかのように叩くのはおかしい」
「ただの合コンであり、松本さんが加害者であったという証拠がない」
「芸人に清廉潔白さを求めるな」
「文春は社会悪だから裁判に負けて潰れてほしい」
「女性たちは同意して参加したのではないか」
「女性たちはなぜ警察に行かなかったのか」
などなどです。
そんなポストに松本さんが勇気づけられたことは間違いありません。日本一のお笑い芸人である自身の人気を再認識したのかもしれません。数々の擁護のポストに後押しされて、独断で一連のポストをしてしまったのでしょう。しかし、X=社会ではなく、リアルの社会はそう甘くありません。いくらテレビ界で王様として君臨していたとしても、それはスポンサーあってのもの。一連のポストでどんどん松本さんへの風当たりは強くなっていきます。それでもなおX上では、上記のような擁護する自称ファンたちの声は途絶えません。しかし、現実はもう後戻りできない状況になってしまいました。
松本さんは活動休止を表明。果たして裁判終了後テレビに戻ってこられるかどうかは怪しいものです。いまもなおファンたちは、
「徹底的に戦ってくれ、松ちゃん」
「巨額の賠償金を勝ち取って文春を潰してくれ」
「いつでも待ってる」
といった楽観的な声を上げていますが、現実を見てください。裁判に勝ち目はあるか、またタレントとしての松本さんに未来はあるのか、予断を許さない状況です。
文春や告発女性、フェミニストや左翼への責任転嫁は筋違い
松本さんがもしXをやっていなかったらこんな事態には追い込まれていなかったでしょう。
また、もしやっていたとしても、盲目的で無責任な自称ファンたちの無数の擁護がなければ、無駄に勇気づけられて誤った対応をすることもなかったでしょう。ファンーーといっても松本さんやダウンタウンのコンテンツに直接お金を注ぎ込んでいるような本当のファンはごく少数でしょうが、「ダウンタウンの笑いで育ってきた」とかなんとか急に言い出してファンを名乗る人たちが無責任な擁護を繰り返さなければ、唯一無二の天才芸人がこのような形で消えていくことはなかったと思うと、やるせない気持ちになります。
松本さんのファンを自称して擁護し続ける皆さん、あなたたちのせいで松本さんが活動休止に追い込まれたことを少しは自覚していますか? 擁護しているように見せて、あなたたちがやったことはただただ松本さんを活動休止へと追い込んだだけです。昔のことを掘り起こすマスコミのせいだ、女性たちが悪い、フェミニストや左翼のせいだ、など他責思考も結構ですが、少しは自分たちが松本さんを追い込んだという事実を自覚してください。
無責任な擁護を続けて松■さんを追い込んだ自称ファンどもは松■さんに謝罪しろ!
文/鈴木チチロー
松本人志の活動休止劇は計算ずくの美学!? 擁護派も批判派も掌の上で転がされているだけ
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松本人志の醜悪思想の原点『遺書』『松本』を読み解く