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鈴木エイト×畠山理仁対談 裏金問題が噴出する今、選挙に行くべき理由

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畠山 『映画 ◯月◯日、区長になる女。』が年始から公開されるんですけど、岸本さんが勝った杉並区長選も5.5ポイント投票率が上がったことで、新人の岸本さんが現職を破ることになりました。続く23年4月の杉並区議会議員選挙も、投票率が4.19ポイント上がったことで女性や野党系の候補者が多く当選して現職の議員が落選するという現象が起きました。本当に投票率が少し上がるだけで、世の中が平らになっていくという状況になっています。

──なぜ杉並区は投票率が上がったんですか?

畠山 当時の現職・田中良区長が、コロナ禍で区民には外出自粛要請をしていた中で自分はゴルフ旅行に行ってしまったことなどを受けて、区長の姿勢に対する不満が高まりました。現職区長ではない新しい区長を作らなければいけないという動きが杉並区内で起きたんです。そこで日本国内で誰か区長選に立候補してくれないかということで市民団体が声がけをしていたんですが、出てくれる人がいなかったんです。

鈴木 現職が強くて、勝てるわけないんですもんね。

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畠山 そこで海外在住経験が長く、市民運動や公共政策の研究をしていた岸本聡子さんに白羽の矢が立った。要請を受けた岸本さんは、じゃあ私が出ますということで杉並に来ました。杉並で選挙をやっている人たちとの衝突も乗り越えて、折り合いをつけた。日本の選挙の常識を超えてやり抜いたから当選できたという要因はあったと思います。

鈴木 現職に不満を持つ区民が乗れる候補者だったのが大きいですよね。

畠山 現職以外がいいと思っている人の支持を集められる候補者を外から迎え入れて成功したのが、杉並区長選の実例です。岸本さんが区長選で当選した後、議会の中では岸本さんが区長になっても主流派ではないということで、議会で岸本さんの応援団を作らなきゃいけないという流れも生まれました。翌年の4月に行われた統一地方選では、岸本さんの選挙運動を手伝っていた若い女性たちが区議選に何人か立候補して当選し、女性議員の比率も増えました。徐々に区民の間で選挙への関心が高まっていき、選挙に参加する人、選挙に立候補する人が増えてきました。それが今、杉並区の中で起きている良い変化です。

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