この職業差別意識、おそらく男女ともに、アナウンサーなどの職業への憧れと嫉妬の裏返しなのでしょう。これらの職業は当然異性からも同性からも本来憧れの存在です。しかし、ほとんどの男性はこれらの職業の女性とパートナーになれることはなく、ほとんどの女性はこれらの職業に就くことはできません。それゆえに、彼女たちを軽薄な存在だとみなして、そういった職業の女性と大谷選手が結婚することはまかりならんと偏見を振りまいていたのでしょう。
大谷選手はセルフイメージに縛られている可能性も
過去に大谷選手が結婚相手としてアナウンサーを選ぶことはないと表明したことを取り上げて、アナウンサーという職業を蔑む声も見られますが、何しろ日本の歴史上最も好感度が高い大谷選手です。ここまで好感度が高ければ、好感度を維持しないといけないという責任感から、自分を曲げる必要だってあるでしょう。
本来は、アナウンサーを好きだったかもしれないのに、セルフイメージを守るため、泣く泣くアナウンサーへのアプローチを避けていた可能性も考えられます。皆の大谷選手への過度な好感度が、大谷選手の本来の希望を断念させていたのだとしたら、これほど罪作りなことはありません。
大谷選手だって六本木で遊んだっていいし、大谷選手だってAVを観ていいし、大谷選手がギャンブルしたっていいし、大谷選手だってSNSでリア充アピールしたっていいし、大谷選手だって高級飲食店で美女とデートしたっていいわけです。不倫は褒められたものではありませんが、でも人間感情が抑えられない時だってあるわけで、大谷選手がもし将来そういうことをしたとしても、世間を上げて大バッシングするのは大間違いです。
大谷選手を普通の一人の人間として見てあげませんか。
文/鈴木チチロー
写真/X、ドジャース公式アカウントの投稿より
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