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大谷翔平:サムソン高橋「ハッテン場から愛をこめて」連載7

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形だけの結婚では法的拘束力がないため、多少の泥仕合はあれど皆スムーズに別れました。そこで思ったのです。結婚という形の不幸もあるではないか。地味に長続きしているブスカップルには手厚い保護を、そしてすぐにくっついたり別れたりするイケメンカップルには血みどろの修羅場を。同性婚って素晴らしいシステム。中年弱者男性の皆さんもそう思いませんか?

さて、毎月ひとりの人物をあげなければいけない連載のため、結婚つながりでむりやり大谷翔平にします。安易。

世間では大谷翔平がゲイ受けするように思われているが、今回の結婚でゲイ界の揺れは震度2程度だったと思う。

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ゲイ受けについて言うと、彼の顔面は文句ない。ハンサムという整い方ではないが、誰にも不快感のない顔であり、素朴さのある童顔。多くのゲイは美形だといまいち勃起につながらず、ちょっと不細工だったり田舎顔だったりするほうがストライクで、顔だけでいえば大谷翔平はど真ん中160㎞の剛速球だ。ただそれが193㎝の抜群なスタイルに乗っているところが勃起を阻害する。何よりシックスナインに苦労するではないか。ゲイの世界ではノンケ女ほど高身長に価値がないのである。あの顔が167㎝程度のずんぐりむっくりに乗ってたら満点だった、ゲイビデオモデルとしては。まあそんなとこで満点にならなくてよかったです。

ゲイの多くが大谷翔平に幻想を抱いていたのは、どちらかというと「ここまでノースキャンダルだとひょっとしてゲイ?」というやつだったのではないか。一平と同性婚? とか。しかし今回でただのつまんないノンケだと判明したので、ゲイの幻想から遠く離れた場所でお幸せになってほしいもんです(と棒読みで原稿を終えた瞬間に一平ギャンブルカジノ入金スキャンダルが起こりました。性格の悪いオカマとしては再び注目)。

 

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PROFILE:
サムソン高橋(さむそん・たかはし)
鳥取県出身。ゲイ雑誌『SAMSON』 編集部で編集者およびライターとして勤務し、同社の『SAMSON ViDEO』も制作。2002年に退社。その後はフリーライターとして活動。能町みね子と同棲生活をしている。主な著書に、『世界一周ホモのたび』(ぶんか社)シリーズ。
twitter:@samsontakahashi

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