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無能な小池百合子のほうが蓮舫より都知事にふさわしい

社会
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ここで思い出してほしいのは1995年以降に都知事を務めてきたメンツだ。青島幸男、石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一、そして小池百合子である。冷静に考えれば30年近く作家や学者、キャスターから転身した人間がトップに就いてきたわけだが、それでも特に大きな破綻もなく成立してきたのが東京都なのだ。

在職期間の短かった猪瀬や舛添はともかく、4期14年にわたって都知事を務めた石原を見ても、都知事が仕事をしなくても特に問題はないのだ。石原は都知事時代、週に2~3日しか登庁しないとして批判を浴びたこともあったが、だからといって都政にはほとんど影響は出ていない。

人格面にしても、暴言を連発した石原や徳洲会グループからの資金提供問題で辞任した猪瀬、公用車や海外旅行などに政治資金を流用した公私混同問題で辞職に追い込まれた舛添と決してクリーンではない。

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「今の東京都知事はある程度の知名度や情報発信力さえ持っていればそれで十分なんです。これが国のトップともなれば経済、外交、防衛、国民生活など様々な問題を抱え、かつ緊急な事態にも対応しなければならず、それなりの経験や対応力がなければ務まりません。他の自治体の首長にしても、金が十分になく、人口も減少する中で、どうすればその地域が活性化するかは難題です。ところが金も人も潤沢にある東京都に限っては役人任せのほうがうまくいく。極論すれば、誰でもできるんです」(前出・政治評論家)

改革など余計なことをやろうとするほうが始末に悪い

であるならば小池である必要はなく、蓮舫やその他の泡沫候補でもいいということになるのだが、実はそうではない。

「重要なのは、余計なことをしないこと。せっかくうまく回っているのに、政治を根本から変えるような改革は現在の安定を土台から壊しかねません。仮に蓮舫のような左派色の強いトップになった場合、立憲民主や共産党がムチャな政策をゴリ押ししてくる可能性がある。的外れな人権感覚や正義感をふりかざして現実とはそぐわない政策をやられるくらいなら、何もしない無能のほうがはるかにマシでしょう」(前出・政治評論家)

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クリーンでやる気があっても能力がなかった政党に権力を持たせた結果、何が起こったのか、日本は民主党政権で嫌というほど経験しているはずだ。

もちろん小池にも問題は多々あるため手放しで投票する都民は多くないだろう。爆笑問題の太田光は今回の選挙を「学歴詐称の小池」か「二重国籍問題の蓮舫」のどちらを選ぶかという「究極の選択」とギャグにしていたが、都民にとっては確かに悩ましい選択になりそうだ。

 

文/小松立志
初出/実話BUNKAタブー2024年8月号

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