PR
PR

都知事選雑感:ロマン優光連載297

連載
連載
PR
PR

元広島県安芸高田市の市長・石丸伸二氏といえば、旧来の政治家と闘い論破してきたイメージを打ち出している人であり、 石丸氏側が発信する動画では数々の論破を果たしてきたように見えるが、実際はどうだったのか、具体的な業績はなんなのか、疑問が残る。

市議会議員に恫喝されたと石丸氏がメディアを使って発言し、その後もSNS上でそういう発言を続けた結果、事実ではないと当該議員から訴えられ、「恫喝があったとは認められない」という判決が下るということがあった。議員は石丸氏個人を訴えていたのだが、市長としての行為であり個人としての責任はないという石丸氏の主張が認められ、安芸高田市に33万円の支払いが命じられた。

これなどは市長個人の発言の責任を市の責任に押し付け、財政に負担をかけただけのように思えてしまう。

PR

氏が初当選した安芸高田市長選において、石丸市から選挙ポスター等の印刷の仕事を引き受けた業者が、代金107万7549円のうち選挙運動費用の公費負担の上限額の34万8154円しか支払ってもらえず、残額の72万9395円の支払いを求めて訴えた民事裁判もある。

二審の広島高裁でも業者側の言い分が認められ、現在石丸氏は上告中である。

広島県に大型台風が接近中に副市長らに災害対策をまかせたまま、なぜか千葉県の九十九里浜で行われるトライアスロン大会に参加したこともある。

当然責任を議会で追及されたが、石丸氏はプライベートを詮索するなと反発。後に問題提起のためのあえての行動であると主張したが、これもどうなのだろう。さいわいにも大きな被害がでなかったからよかったものの、もし被害が大きかったら、問題提起とかそういう話じゃなくなってしまう。

PR

立花孝志氏が今回の選挙ポスターのショバ代ビジネスについて、これは問題提起のためであると語っているし、石丸氏のトライアスロンの話もそうだが、こういうのは問題提起なのだろうか? 私にはわからない。

あと、氏がネット上で発信しているイメージにひかれる若者が多いことはなんとなくわかるが、ドトールコーヒー創業者をはじめとする政財界の力を持った老人たちに彼が人気であることに関してはよくわからない。ネットでファンになったわけではないと思うのだが。あれはなんなんだろう。

迫稔雄は一発屋じゃない

そして、暇空茜氏の出馬である。

彼が何を目指して東京都知事選挙に立候補したのか私にはよくわからない。それは私の不徳のいますところなのだろう。

タイトルとURLをコピーしました