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夏のカードショップ臭い店選手権

社会
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芳香剤と体臭が混ざり合う

臭いカードショップは無限にあります。F.C秋葉原店は、ニオイ対策として、トイレの芳香剤みたいな香りをガンガンに焚いているんですが、これがオタクの体臭と混じり合って最悪。加齢臭と8×4が混ざったつばき現場の嫌なニオイと同じ系統の臭さです。

頭髪にハンデを抱えた店員も汗だくで仕事をしていて、清潔感のかけらもありません。デュエルスペースがないだけマシですが、つばきと同等で10点です。

ずっと立ち尽くしていて怖かった。

法則を見つけました。どうやらデュエルスペースのない店は、臭さが多少は緩和されるようです。なんの役にも立たない知識ですが。

T.Rも対戦スペースがないので、ニオイがやや控えめ。ただ、建物が古くて、団地の貧乏な友達の家みたいなフレイバーがします。臭いオタクはいないけど、店自体が臭い感じ。

店内は換気扇が物凄い音を立てて可動していますが、エレベーター内が激暑。真夏になると、エレベーターで蒸しあがった臭いオタクが大量に押しかけてきてもおかしくありません。ここは5点くらいです。

客が少なくデュエルスペースがない店は、ニオイが比較的マシ。

T.V秋葉原店も「オタクがくせえ」とXで苦言を呈していましたが、こちらもデュエルスペースなしだからかそこまで臭くありませんでした。

一度臭いオタクが来てトラウマになっているのか、強い芳香剤を撒き散らしているのが気持ち悪くなります。2点。

MCは寂れた雑居ビルに佇む、明らかにガチ勢しか来ない店。扉からして禍々しいオーラを放っています。

案の定扉を開けると、ねずみ男みたいな出っ歯のチビが生乾き臭を纏いながら出てきました。なんかこっちをめっちゃ見てくる。キモ。カップルもいたのですが、あまりの臭さからか店の外でカードを開封していました。その出っ歯が消えたあとは臭くなかったので4点とします。

狭いマンションの一室に猛者たちが集結。みんな何をするわけでもなく、ただつっ立っていた。怖い。

名誉のために言っておくと、もちろん臭くない店も存在します。例えば、D秋葉原店は外国人客ばかりかつ路面店なので通気性も良く、かなり快適。

ほぼ屋外で、パチンコの換金所みたいなところ。外国人しかいなかった。

HY2は小学生女児や家族連れも多い駅近店舗で、こちらも人口密度は高いのに無臭。が、変なニオイはしないけど犯罪のニオイはするので、童貞の巣窟に女児を連れて行くのは止めたほうが良いと思います。

地上5階、地下1階の6フロアが全部カード屋というキモすぎる建物。

M秋葉原駅前店は、最近できたばかりの店舗らしく、客層も秋葉原にしては小綺麗でした。ライト勢多め?

キンと冷えた冷房が清潔感を出している。お洒落なエントランスがキモオタ避けになっているのかも。

ただ全体としては「カードショップ及びカードゲーマーは臭かった」と言わざるを得ません。カードに書かれている複雑で長い効果は読めるのに、体臭注意の張り紙が読めないのは不思議ですが、きっと、全員が「カードゲーマーって臭いよなw(俺以外)」と思い、心に届いていなんだと思われます。

最近では、自分の臭さを作戦に取り入れ、同卓した相手にリタイアさせる場外戦術も流行っているとか。デュエリストはカードショップに幽閉しておいていただければ幸いです。

 

文/岡星漫太郎
初出/『実話BUNKAタブー』2024年9月号

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