深夜にも関わらず、国会議員が続々と国会に駆け付け、その中には与党の議員もいた。軍事政権時代、民主化を求める市民に対する弾圧が続き、民主化宣言がノ・テウ(盧泰愚)大統領のもとでだされたのが1987年。それ以降、民主化が進んできたわけだが、韓国では民主主義は戦って勝ち取ったものであるという記憶も新しく、意識も強いのだろう。光州事件を扱った映画『タクシー運転手』や、チョン・ドゥファン(全斗煥)陸軍少将(のちに大統領)による粛軍クーデターを扱った映画『ソウルの春』がヒットしていることでも、それはうかがえる。それが早期の戒厳令解除につながったのだろう。
それだけにユン大統領があんなことをやって成功する、支持を得られると思っていたことがなおさら不可思議に思われる。外交的にも問題が生まれるだろうに。本気で政権の現状が全て北朝鮮の陰謀というのを信じていたのかもしれないが、さすがに無理がある考えだ。風水師のアドバイスで大統領府迎賓館を移転したという疑惑のある人ではあるが、過去の歴代政権では風水師のアドバイスを受ける人が多かったということなので、ユン大統領が特に変わった人というわけではないのだろうとは思う。なんでまたこんなことに。
馬場伸幸の発言
現在も次々と新しい情報、様々な疑惑が報じられている。私は専門家ではないので韓国情勢・国際情勢の解説などはできないし、詳しいことを知りたければ専門家の意見や報道にあたるべきだろう。
私が書けるであろうことで気になったことを書いてみる。
日本維新の会の前代表である馬場伸幸氏は戒厳令の解除される前、詳細もわからない時に、
これ日本でやったら大変なことになるでしょうけど一体何が起こっているのか?わかりませんね。
ただ韓国で起こることは日本でも起きる可能性があるということを自覚しないといけません。
憲法改正で緊急事態条項を整備すべきです。
とX(旧Twitter)上で発言。