「人の前でパフォーマンスをやる人間にとって、デブは敗北。肥満を年齢のせいにするパフォーマーは人前に出るな!」
いやいや、太っていても人を魅了する歌声を奏でる、魅力的なパフォーマーは山ほどいますから!
「デブは必要ない。少なくともオレはデブにならない。これ、アーティストでなくても、あらゆるビジネスにも共通することなのだ」
はいはい、出ました。弱い自分に打ち克って筋トレを成功した者は勝者であるという、筋トレ信仰。そういえば『筋トレが最強のソリューションである』という本が売れているのだが、それにも同じようなことが書いてある。見出しを見ていこう。
「マッチョはジム以外でも必ず成功できる」
はいはい、そうですね。
「筋トレをするともれなく自信がつきます」
ですよね~。
「筋トレをやり込めば人生最高のモテ期が到来する」
言い切ったね、これ。
「本気で筋トレすればモテすらどうでもよくなる」
どっちだよ! おい!!
「筋トレ=セックスと言っても過言ではない」
正気ですか?
「筋トレは害のない麻薬である」
あ! これか、長渕は!!
「筋肉は紛争を平和的に解決する」
え?
「筋トレの普及が日本を超回復に導く」
何を言い出してんの?
「1億総筋トレ社会が幸福を最大化する」
はい、無理~。話の飛躍が過ぎる~。
長渕然り、この著者然り、筋トレは根拠無き自信を大いに手にする模様。残念!
筋トレは寿命を縮めてハゲ促進
確かに根拠なき自信を手に入れたら無敵かもしれないが、それで筋トレを始めるといった間違いなきよう、伝えなければなるまい。
筋トレは害であると。