村田 もう脳が記憶を消してるんだけど、おっぱいパブに行って逆におっぱい揉んでもらうとか。女の子的にはOKなんだけど、店員さんにめちゃくちゃ怒られました。
——地味に嫌ですね。
村田 そういえば、その編集長は出会い系で未成年の女の子のフリして男を引っ掛けて、まんまとやって来た男を望遠で撮影して雑誌に晒したりしてましたね。なぜかその写真が大量にうちから出てきました。なんでうちにあるんだろう。
——未成年とヤろうとした男の写真が自宅から大量に……。
村田 男女逆もやってましたよ。逆は本当に可哀想なんだけど。ナンパした子をハメ撮りしたり、風俗で隠し撮りしたり、ほとんど迷惑系YouTuberのノリで雑誌を作ってたような時代でした。
——他にも酷い仕事をさせられましたか?
村田 中国の天安門広場で中国の国旗を燃やしてきてくれって言われて、あんまり面白くもないし、僕死んじゃうかもしれないんで唯一断った仕事です。
——生きててよかった……。Wikipedia情報で恐縮なんですけど、その雑誌って大きい問題を起こしてるんですか?
村田 傍若無人な編集長が逮捕される時、編集部に僕もいたんですけど(大人の事情で詳細は割愛)、奈良県警が「お前ら鹿食おうとした奴らやろー!!!」って入って来て、もうおかしくておかしくて(笑)。
ライターの先輩が殺される
——当時の編集者って全然ライターのこと守ってくれないんですね。
村田 おかげで編集者の代わりにやらされた仕事もあります。1カ月後に格闘技の試合に出るとか。社内でそんなことを編集者にやらせてはいけないって話になって、じゃあライターならいいんかい! まあ外注のライターなんてそんなもんですよ……。
——練習してえらかったですね。
村田 試合の相手もアマチュアって聞いてたんだけど、大学時代にボクシングやってた人でボッコボコにやられました。死ぬかと思った。しんどかったなあ。あと先輩ライターとタイに行ったら、先輩が殺されちゃったって話があるんですけど。
——えっ! 死人が出てる!