滝沢の退社理由をジュリー氏は知らず、寝耳に水の出来事だったことに不快感を示したのだ。その批判の根底には、ジュリー氏の一貫した行動原理がある。
「自分に懐かないタレントは排除するということ。同書には、全編通じてジュリー氏の強権的なプライドが見え隠れしています。結局、恐怖政治の権化であった実母メリー氏と似た者同士という印象は拭えないのです」(前出・週刊誌記者)
血は争えない。そして、彼女の心の奥底にあるのは近親憎悪だったのではないか。
続く“オキニ文化”今は誰?
実は、同書によって好意的な評価が成されている2人の大物タレントの存在がある。1人目は、現スタート社の〝長男〟と称される大看板の元SMAP・木村拓哉だ。そして2人目は、国分太一の活動休止騒動よって男を上げた元TOKIO・松岡昌宏である。
「(ジュリー氏は)木村に関し、SMAP解散騒動に際して『他メンバーから孤立しながらも自分は事務所に残ると言ってくれていた』と感謝し、飯島氏の退所後、木村の映画のクランクアップに立ち会った際にかけられた言葉が嬉しかったとベタ褒めしているのです。他方、松岡に関しては、ジュリー氏の会見時に裏で優しく励まし、そしてマスコミには分からないように袖で見守ってくれていたことを明かし、『本当に優しい男』と大絶賛していました」(スポーツ紙記者)
さらに、ジュリー氏は今後のスタート社を支えるSnowManにも感謝の言葉を述べている。