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選挙に勝てず批判されまくっても、石破が退陣しない本当のワケ

社会
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「責任を問う声がどうしても大きくなる。そうした若手議員たちが懇談会後に外に出てテレビのインタビューでしゃべって、報道番組がそれをそのまま報じると退陣の意見ばかりだったように見える。実際外では『辞任だ!』と吠えているある中堅議員は、懇談会で『総理。お疲れ様です。みんなで総括をしましょう』などと豹変してずいぶん柔らかかった。石破続投になったときのことを考えて両面対応している。賛否の意見は辞任が少し多いくらいで全体的には落ち着いていた。決着はまだまだ先」

 石破首相は懇談会後も続投を表明した。ところで、ここへきて、続投問題をめぐってこんな自民党の醜態も見えてきている。

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批判するのは「おまいう議員」

 まずは「おまいう議員」だ。まさに「お前が言うな」である。今回石破首相の参院選の責任を挙げて退陣を迫っている面々を見てみよう。

 まず懇談会でも辞任を迫った西田昌司参議院議員。彼は今回京都選挙区で当選したが苦戦してかろうじて当選した。なぜ厳しい戦いだったか。

 西田氏は今年5月沖縄の講演で、沖縄戦で犠牲になった学徒隊の生徒らを慰霊する「ひめゆりの塔」(沖縄県糸満市)について、「戦後の歴史教育はでたらめ。日本軍がどんどん入ってきて、ひめゆりの隊が死ぬことになったなど歴史が書き換えられている」と発言した。日本軍は悪くないと言ったのだ。これに、沖縄やひめゆりの関係者は大激怒。

 西田氏は、根拠について「そんな記述をどこかで見た」と軽薄そのものの言い訳をした。こんなレベルの政治家、選挙で苦戦するのは当たり前だ。落選してもおかしくなかったと自民党選対幹部は言う。

 そんな西田氏が石破辞任などまさに「おまいう」だ。

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