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広陵高校野球部のいじめ:ロマン優光連載353

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しかし、被害者の保護者が受け取った報告書と高野連への報告書の内容が違っていたということが保護者の投稿で明らかになっている。そのことは学校側も認めており、保護者に向けたものは途中経過であって、高野連に提出したものが最終のものだという説明がされている。保護者の発言や学校側の後の説明で考えると、被害者側が認識しているものと比べて、高野連向けのものでは軽度なものとして報告されているようだ。

なぜ、両者に対する報告の内容が食い違っているのか。

もし、適切に調べた結果に最終の報告書ができたのであれば、被害者側にそれを報告し、納得してもらうということがされていないのは何故か。

警察で調査中の事件に関するもの裁定を学校や高野連で独自にすることが許されるべきなのか。

色々、疑問に思う。

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被害者側に納得してもらえなければ、現在のような事態に発展する可能性は想定されるものであり、なんでまたその場しのぎのことをやってしまったのか。

被害者保護者によると学校からも加害生徒も親からも謝罪はなかったという。

SNSで炎上した後では、出場前に辞退したとしても、学校に対する悪評は軽減したかもしれないが当該生徒は特定されてしまっていただろうし、時すでに遅しという状態だったと思う。このような事態を回避するには被害者側の納得する対応をしておく意外なかったのだから。せめて、そういった謝罪がおこなわれていれば、こういうことにはならなかったかもしれないのに。

堀校長のSNSの問題を訴え、そこから生徒を守ることを強調した会見も悪手だったと思う。なぜ、こういう状況においこまれたのか考えれば、被害者に対する配慮こそ一番大事なのは普通にわかるだろう。

ネットリンチ化している状況は問題であるし、行き過ぎた行為は許すべきではなく、法的措置をとってしかるべきことだ。被害者側も望んでない。しかし、被害者生徒にとっても加害者生徒にとっても責任のある立場である学校側が自分たちの判断によって起こった事態に対する自分たちの責任問題にろくに言及することがないのはおかしなことだと思う。

爆破予告のあった寮に生徒を戻すのもよくわからない行動だ。危機を感じてないならわざわざ言うことではないし、危機を感じているなら、そんな危険なところになぜ戻すのか。これもよくわからない。

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