で、結婚するにしても、仕事は辞めなきゃならないし、嫁という名の奴隷生活を覚悟しなきゃならないし……覚悟といえば、2020年2月2日に放送されたフジテレビ系列のテレビ番組『ワイドナショー』でコメンテーターとして出演した福岡県出身の武田鉄矢は選択的夫婦別姓制度についてこう述べていた。
「女の覚悟の問題でしょうけど……(中略)……姓を変えるというのは煩わしさも込み。その煩わしさこそが結婚の関係じゃないのかなぁ」
えーと、要約すると、結婚したら姓を変えるのは女であることが大前提であり、その覚悟がない女は結婚するなってことでOK?
九州男児っぷりは未だに現役バリバリだな。
ちなみに九州男児との間に子どもがデキちゃって結婚したいけど、仕事は続けたいし、家には入りたくないし、姓も変えたくないと言ったらどうなるか……。
人工妊娠中絶をする九州7県の女性の割合が、全国平均より高い状態が続いている。21年度は上位10県中、宮崎県や福岡県などの5県が九州。九州では避妊具や避妊薬の使用率が低いとの調査結果もある。
一方、日本総合研究所が昨年発表した「合成特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の数)」を見ると、都道府県別トップ5の内、4県(長崎県、宮崎県、鹿児島県、熊本県)が九州。
これってすなわち子どもがデキちゃった場合、九州男児が認める嫁になってくれたら子どもは産めよ増やせよだけど、もし拒んだら堕ろさせるってことですか。怖い、怖い。
それで断腸の思いで嫁になってみたものの、やっぱり奴隷は無理ってなるのは当然であり。21年に東洋経済オンラインが発表した「離婚率」47都道府県ランキングにて佐賀を除く九州6県が上位半分に入っている。
この状況が変わることはあるのか。九州男児撲滅はありえるのか。
前述した九州4紙の合同アンケートにて、「九州男児というイメージは引き継がれていくべきか?」との質問に対し、男性は肯定派が55.8%であった。
はい。九州男児の男尊女卑継続確定! 九州の女性は逃げて! 早く!!
文/ダテクニヒコ
初出/実話BUNKAタブー2025年11月号
