学のあるYouTuberなら有益かといえば、当然そんなことはない。アメリカ生まれ、青山学院大学経済学部卒業。青学出てるのに、取り上げるネタは超常現象、スピリチュアル、陰謀論など「アレ」なものばかり。「Naokiman Show」のNaokimanが第5位。
アレな人だけが真に受けるエンタメならさほどの害もないが、登録者数242万人、都市伝説系随一の知名度と影響力を誇るNaokiman。たつき涼の漫画『私が見た未来』をもとに「2025年7月5日大災害説」を自身のチャンネルやテレビ番組で拡散すると、SNSを中心に噂と不安が広がり、海外からの渡航キャンセルが続出。観光業界は、莫大な損失を被ることに。
予言や噂の拡散が損害賠償に繋がるとは考えにくいが、だからと言って「○○説」「信じるも信じないも」といった逃げ道を作りつつ根拠のないデマを流布し、それによる対価を受け取ることが正当化されるわけではない。祟りや霊の存在をチラつかせ、高額な壺や数珠を売りつける霊感商法と同類。
社会不安を抱えやすいZ世代は、無闇に不安を煽る悪徳商法の餌食になりやすいのだとか。若者たちが食い物にされないよう、都市伝説規制法の整備が進むことを祈念し、霊験あらたかな数珠を振って合掌。
投げ銭という名の乞食行為で、オタクや陰キャ、いわゆるチー牛から4億円以上を巻き上げ、彼らの経済力とリア充への意欲を奪ったVTuberの兎田ぺこら。日本の少子化を加速させる害悪によって第6位。
同じVTuberでも、7位の懲役太郎は毛色が違う。
前科3犯の元暴力団員が「中の人」。一般人が知り得ない裏社会情報にも価値はある。ただ、反社行為の自分語りがマネタイズに繋がるとなれば、安易にその道へ進む者を増やしかねない。
