片山氏の横暴ぶりを象徴する出来事がある。別の事務所関係者が絶対匿名を条件に明かす。
「彼女は自意識が高く、自分の写真に異常なこだわりがあるんですよ。秘書は一眼レフを持たされ、彼女が一番綺麗に見える写真を撮ることを強いられる。つけまつげがズレていたり、口元がブルドッグのように垂れ下がっている写真を彼女に見られた日には、もう一日中機嫌が悪い。しまいには『カメラもろくに扱えないのか! お前たちの腕が悪い。被写体は良くてもカメラマンがクソです!』と言い捨てて、もう収拾がつかなくなります」
女子大生時代から現在まで40年以上にわたり〝聖子ちゃんカット〟を一途に貫く片山氏は、その容姿に並々ならぬ自負心を抱いているようだ。彼女を形容する際、必ず出てくるのは「女性初の主計官」に加え、「ミス東大」というキャッチフレーズである。だが、それは〝経歴詐称〟だというのだ。
事情を知る東大関係者が首を傾げて言う。
「ミス東大のコンテストが初めて開催されたのは、97年のこと。彼女が大学を卒業したのは82年なので、卒業から15年も経ってから正式にミスコンがスタートしたという計算になるわけです。小泉チルドレンの落下傘候補として出馬した際に初めて『ミス東大』とメディアが騒ぎ立てたのですが、学内ではクエッションマークでした。ただ、彼女が明確に否定しないため、現在に至るまでに既成事実化してしまったのでしょう」
容姿を巡っては、他人にも火花を散らし続けてきた。それは、10年10月の参議院本会議で起こった。片山氏は、菅直人内閣の行政刷新担当相だった現立憲民主党の蓮舫氏が国会議事堂内でファッション誌『VOGUE NIPPON』の写真撮影に応じたことを批判。
