その言動は〝キレ芸〟と言えるものではなく、もはや全く笑えない〝暴走老人〟の域に達している。極めつけは、24年4月のYouTube番組「REAL VALUE」である。同番組は様々な事業プランを持つ経営者の卵が、“一流”経営者の前でプレゼンし、彼らの仲間になれるかどうかの判定を受けるというもの。該当回にはタレントコミュニティー事業に携わる起業家がプレゼンターとして登場し、堀江に「堀江さんはご自身で演技が上手だと思いますか」と質問を繰り出した。
堀江が「俺は下手だよ」と即答すると、起業家は「僕は下手な方々が舞台とか映像に出ることによって、まだ売れてなくて技術のある役者さんたちの芸能のチャンスをつぶしていると思ってるんですよ」とジャブを打った。すると、堀江は顔を真っ赤にして怒り狂ったのだった。
「俺のことめっちゃディスってんじゃねーかよ。俺は誰でもじゃねーのか? バカじゃねーの。バカだよ、お前バカだよ!」
続いて、堀江はみずからの実績を羅列し、マウントを取っていく。
「俺がミュージカルとか毎年やってるじゃん。あれ1億円ぐらい売り上げる。1億円の市場を作ってる。お前なんか、作れねーぞ! 逆立ちしても作れーぞ。『REAL VALUE』だって、そうだろ? ここにタレント来てるだろ、アナウンサー来てるだろ、俺が作ってるんだよ、この市場」
さらに「クソが!」とぶちまけ、手にしたペットボトルをスタジオに投げつける。その姿は、まるで突然変異的に癇癪を起こした小学1年生のようであった。
「いまだに堀江はSNS世代の若者にとって経営の神様のように持て囃されていますが、彼のような〝裸の王様〟が重宝される時代こそ現代の病理。堀江を崇めているのは、彼の過去を知らない情報弱者ばかり。堀江が言う寿司屋じゃないけど、頭が悪い、不勉強、田舎者の三点セットが揃った〝経営者憧れ系〟の情弱たちを日本全国から掻き集めて『経営とは』『日本の未来とは』と熱く語って射幸心を煽り、金をせしめる胸糞の悪いビジネスですよ。まともな経営者は堀江なんて天変地異が起きても相手にしません(笑)」(経済ジャーナリスト)
堀江は、いかにして〝裸の王様〟に成り上がったのか。
堀江の横暴っぷりに批判殺到
堀江の経営者としての箔付けに一躍買っているのが、「東大中退」という舞台装置である。インターネット事業会社「オン・ザ・エッヂ」を設立したのは、東京大学在学時。わずか数年で東証マザーズに上場し、後に社名を「ライブドア」に変更した。瞬く間に同社は成長し、時価総額8000億円、売上高780億円を突破。「ヒルズ族」と持て囃され、時代の寵児として栄華を極めた。
