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月島さくら×ろくでなし子“真のフェミニスト”対談「私たちはなぜフェミニストからもアンチフェミからも攻撃されるのか」

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しかし、だからと言って、表現の自由を守ろうとしているオタクの人とろくでなし子さんの仲がいいわけではなく、「表現の自由をあんまりわかってない人も多い」とピシャリ。

「自分の好きな表現はOKだけど、気に入らない表現は『倫理的にNG』だとか言うんですよね。表現の自由って言うわりに天皇の肖像画を燃やす『表現の不自由展・その後』にはうるさかったり、基本的に保守的」

この話を受けて月島さんも「倫理観がないのかって、たしかによく言われますね」と、自身の体験を振り返って頷きました。月島さんが倫理観を問われたと話すのが、バレエ講師をしていたAV女優の藤かんなさんが、AV女優であることを理由に職を追われた騒動です。職業を理由に差別されるべきではないと藤かんなさんを擁護したことで、アンチフェミニストから「バレエ教室に通っている子どもと親の気持ちを考えろ」「なんでもかんでも差別にするな」などと、散々バッシングされました。月島さんはこれを機に、一気にX(旧ツイッター)で批判されるようになったと言います。

「インプレッションを稼ぎたいアカウントからも、フェミニストを名乗るだけで、すごい熱量で怒られます」と月島さんが話すと、ろくでなし子さんは「アンチフェミニストって、表現の自由を規制しようとしているタイプのフェミニストが敵なのに、どうして月島さんを攻撃するんだろう」と言った後、「なんか自分たちで作ったルールを守りたい人が多い気がするな」と考えを述べました。

一方、X(旧ツイッター)を長く利用しているろくでなし子さんは、ネット上にいるフェミニストの変化も感じています。

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「十数年前の初期のツイッターは、職場でのパワハラとか、子育ての大変さとか、女性の辛さを言葉にしてもいいんだっていう良い感じの空気があったんですけど、そのツイフェミと呼ばれる人たちの発言がだんだん過激になってきたので、『それは言い過ぎなんじゃないの?』って指摘してたら攻撃されるようになりました」

アンチフェミニストからも、フェミニストからも、その他様々な人からも、日夜怒られ続けているふたりですが、それでも自身の考えを発信することはやめません。

ろくでなし子さんから「AV女優の矢面に立っていませんか?」と心配された月島さんは、「でも言わないと、どんどん状況がひどくなると思って言っています」と理由を話しました。

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