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月島さくら×ろくでなし子“真のフェミニスト”対談「私たちはなぜフェミニストからもアンチフェミからも攻撃されるのか」

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そして届いたのが「似非フェミニスト」を題材にした「例のAV」の台本だったのですが、発売前に問題視されていた特定の団体をモデルにしているという説には、「それはないです」ときっぱり。
「特定の人物とか団体っていうのはなくて、ネットで見るいろんなツイフェミの方々のコメントだったりとか、ネットミームを寄せ集めてメーカーさんが作った台本なんです」

しかし、作品は発売前に「特定の団体の名誉を毀損している可能性がある」として苦情が殺到し、Amazon、FANZA、楽天など、主要な販路を断たれてしまいました。

これに対してろくでなし子さんは「私も違法の可能性があるって言われたなあ」と苦笑いして過去を振り返りつつ、「でも表現の自由に関わることだと、つい熱くなっちゃう」と例のAVの販路が断たれたことに疑問を呈しました。

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ろくでなし子さんは有罪判決を受けた後、「(マ●コのアートは)色つけたり、装飾するとOK!」と考えて、自分の表現を守り続けています。さらに自身で、3Dデータを展示できるインターネット上のバーチャル美術館「ろくでなし子ミュージアム」を立ち上げました。3D作品を閲覧していると突然刑事に逮捕される誰得な留置所の体験ゲームができたり、マ●コのオンラインショップがあったりします。留置所ゲームではコアマガジン読者も大好きな岩井志麻子先生も登場するそうです。

「次はすぐ自粛されちゃうYouTubeの代わりに、誰からもBANされない仕組みの生配信サービスを立ち上げようとしてるんです。もうシステムは作ったので、月島さんみたいに華のある人が利用してくれないかなって思ってます」

苦情によって現在はインターネットでの視聴手段が失われている「例のAV」も、ろくでなし子さんのプラットフォームであれば、配信することが可能とのことです。

「(批判で追いやられたら)自分でやるしかないんですよ。ピンチがビジネスチャンス!」とろくでなし子さんが逞しく話すと、月島さんも「これからもAVで自分の魅力を伝えながら、ツイッターで発言したり、国の人と対話していきたいです」と展望を話してくれました。ふたりの活動はまだまだ続いていきます。

以下写真3点、「ろくでなし子ミュージアム」より。

 

取材・構成/姫乃たま
撮影/武馬怜子
初出/実話BUNKA超タブー2024年1月号

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