本気で信じていないのにビジネスでやっている人。そして陰謀論自体を本気で信じている人の2通りがいるが、陰謀論を普及させようとしているのは同じである。さらに人工地震を信じている人がデマをデマとしてではなく「事実」と認識して善意で流している場合もある。こういった人たちに、あんな規模の地震を人工的に起こすのは無理なのだと科学的に説明しても、動機の意味不明さを指摘しても、納得することはない。意図的にやっている人間はそんなことわかってやってるし、本気の人間はそうやって否定してくるのがかえって怪しいとか、そっちが騙されているのだ、などとしか思わないので、説得が成功することはほぼないのだ。
外国人デマも人工地震デマも、思想だろうが金だろうが、善意だろうが悪意だろうが、わざとだろうが本気だろうが、被災者を利用して自説の正しさを広めようとしていることにかわりはない。意図的に外国人デマや人工地震デマを飛ばす人間にとっては災害も自分の目的を果たすためのチャンスでしかないのだ。有名人の死を何でもコロナワクチンと結びつける連中とかわらないのである。
そういえば、この正月に水道橋博士が大腸ポリープの手術をした後に飲んではいけないのに酒を飲んだ結果、大量に下血して入院したということがあったが、ワクチンが原因だと主張している人間がいてビックリした。無理すぎる。年末に博士にあった時に
・酒を飲んでしまった後で、術後1週間アルコールをとってはいけないことを知った。
・今は下血がひどい。
(ちなみに大晦日は博士はアルコールをとっていない)
という話を聞き、「えー!多分お医者さんは説明してるよね、ちゃんとお医者さんの話を聞いて…」とビックリした記憶がある。そこは本当にちゃんとしてほしい。
ネタとしてのデマ
他のタイプのデマとしては「○○(自分、家族、知人)が生き埋めになってます。住所はどこそこです。拡散してください」といったたぐいのものがある。