「やっぱり年金だけだと、正直生活は苦しい」
マジっすか。ていうか、貯金はどうしたの?
70代前半の女性は「(月15万円ほどの年金は)ローンの返済で全部なくなるのよね」
知らんがな。
ていうか、貯金はしていないの? あれだけ楽に稼げる時代をずっと過ごしてきて、貯金がないってどういうことなの? やりたい放題して使っちゃったのかもしれないけど、それは自業自得だから甘えてこないで! というわけで、今の高齢者がどれだけ甘い汁を吸って生きてきたのか、時系列に沿って見ていこう。
生まれながら勝ち組団塊世代
終戦の年、1945年に生まれた人。来年80歳になる人の人生を見ていこう。定義によって多少ズレはあるが、団塊の世代と言っていいだろう。
生まれてすぐは戦争直後なので世の中は大変だったが、苦労したのは親。物心ついた頃にはある程度の復興が成されていて、戦争の怖さや惨さは記憶になし。 54年、9歳のときに年金制度の全面改正により、段階保険料方式が採用。賦課方式の要素を持つ修正積立方式へと移行した。この時点で現役のときに払う金額よりも将来もらう金額が多くなることが確定。年金での勝ちが確定したのである。
前述の「年金足りない」と言い放っていた老人たちよ。過去に自分が払っていた額よりも確実に多く貰っているんだから文句言うんじゃねぇよ! クソがっ!!