東洋水産アカが赤名酒造と絡むことで同一視されてしまった部分はあると思う。
東洋水産アカは前述の岩下氏とも絡んでいるのだが、ああいう騒動の渦中でああいった人たちと絡むことで同一視されるリスクについてどう思っていたのだろう。積極的に絡んでアピールしたかったのか、それについてよく知らずに反応したのかはわからないが、よくない見え方をしたとは思う。
東洋水産アカはネットの騒ぎに特に深い考えもなく乗っかっていただけで、特に根強いそういった考えはないのだが、よその会社のアカウント、よその会社の社長に失礼のないように応対せざるを得ず、絡まざるを得なかったという可能性もある。もしそうなら、企業アカなのにウケ狙いで他のアカウントとわちゃわちゃするようなアカウントの運用方針に問題があったと言えよう。そんなことしてたら、距離が取れずに巻き込まれても仕方がないのでは。
中の人が愛されているわけではない
だいたい、企業アカなのに中の人が面白いことを言おうとすることに問題があるのではないか。知人が言っていた「調子にのっている」というのは日本郵政よりも、こういったアカウントに相応しいのでは。企業アカだからフォローされているだけで、中の人が愛されているわけでは本来はない。そこに自分が面白いからという勘違いが産まれてはないのか。Twitter黎明期に一部の企業アカウント(例えば、シャープや福しん)のツイートが面白いともてはやされたことの影響なのだと思うが、たいていのアカウントは面白くないし、余計なことを言って会社のイメージを悪くするリスクの方が大きいのではないか。赤名酒造の場合、ああ思われたいのだから別にいいのだろうが。
あと、ああいう企業アカはネットに詳しいみたいな基準で選ばれているのかもしれないが、ネット民しぐさが身についているだけで、別にネットの状況を俯瞰でみれるような人はあまりいなさそうだし、無批判にネットのムーブメントに乗っかるようでは困ったものである。企業として掲げている理念とか、社内のコンプライアンスと関係なく個人の嗜好で動いてしまっているのではないか。
古いネット意識お強い中年・初老の男性に企業アカをやらせても同年代が盛り上がってるようなことしかわからないし、偏ったものでしかないそれがネットの主流、世間の総意ぐらいに思ってしまうのではないだろうか。極度なミソジニストもミサンドリストもどちらも許容しがたいというのが世間の多数派なのが現状だと思うし、その間ぐらいの振り幅の中で考えるわけで。