個人的には企業アカの面白路線は不必要だし、中年・初老の男性にそれをやらせるのはリスクが高いのではないかと思う。ちゃんと面白くて、色々配慮できる人も探せばいるだろうが、それは例外であって、基本やるものではないと思う。
個人の思想は自由(それを批判する自由もある)だが、不特定多数の様々な思想・条件を持った人を相手に商売をしているのだから、企業アカを含めた広報はそこを考えないといけないと思う。売り上げを度外視し、覚悟をもって特定の思想を企業として支持する(赤名酒造みたいに言うだけ言っといて削除して何食わぬ顔みたいなのは覚悟ではない)というのなら別にいいのだが、ああいった企業アカは会社の理念を代表してもないだろうし、そこまでの覚悟もないだろう。いろんな人に売りたいなら、ああいったノリは無理なのでは。
企業アカの運用の仕方にも時代の波は訪れているということだと思う。
〈金曜連載〉
画像/日本郵政、東洋水産、タニタ、赤名酒造のXアカウント
【インタビュー】長谷川豊がフジテレビの暗部を全て明かす!
「パチンコと選挙は勝てるゲーム」立花孝志インタビュー【前編】
「パチンコと選挙は勝てるゲーム」立花孝志インタビュー【後編】
N国党立花孝志の海老名市長選選挙ボランティアやってみた
兵庫県知事選の様子がおかしい:ロマン優光連載316
PROFILE:
ロマン優光(ろまんゆうこう)
ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っており、『蠅の王、ソドムの市、その他全て』(Less Than TV)が絶賛発売中。代表的な著書として、『嘘みたいな本当の話はだいたい嘘』『90年代サブカルの呪い』(コアマガジン刊)『音楽家残酷物語』(ひよこ書房刊)などがある。
X:@punkuboizz