おい、玉木! 話が違うぞと、これまで玉木代表が水面下でうごめいていた話をついに暴露したのだった。
3月27日の泉氏のX。
泉氏が明石市長選に出馬を断念した2年前の7月に、なんと玉木代表が泉氏に国民民主党の共同代表就任を打診したというのだ。
これに対して泉氏は断ったという。
《(断ったのは)自公与党との連立を前提にした話だったからです。私自身は、これまでの〝与党の枠組みの延長〟ではなく、〝新しい政治〟を始める必要があるとのスタンスで、〝与党の延命〟に手を貸すようなことはしたくなかった》
まだまだ玉木氏が口説いたというその中身は続く。
《7月17日にJR新神戸駅近くのホテルで打診された。
①共同代表の就任と、②近畿ブロック比例単独1位と、
③与党連立入り後の少子化担当大臣の3点セットでの打診でした》
泉氏が、与党と連立を組むという話に驚いて玉木代表に確認すると…。
《玉木代表は財務省同期の(自民党選対委員長の)木原誠二さんと話を通しているとのことでした》
永田町の自民党幹部や立憲民主党の幹部、さらには官僚などもこうした玉木代表のウラの動きはみんな知っている。
じつは、玉木代表はただただ野党の仮面をかぶっていること、さらには政権入りしたいという本音があるのだ。
泉氏に話を持ち掛けた2年間のこの時期は、国民民主党はガソリン税などをめぐって自公が要求をのむなら本予算に賛成すると、与党寄りの動きをしていた。
当時の泉氏へのアプローチについて、立憲民主党幹部が明かした。
「このころじつはうち(立憲)も泉健太代表が泉さんに何度も会って、次の衆院選にうちから出なかと誘っていた。人気があるし、自公政権への対抗馬としては最適だったので、関西ブロックの比例第1位など具体的な条件も出していた。泉さんは『ありがたい。でも政党色が出るのも何なのでしばらく考えさせてほしい』と」
こうした動きを察知したのが玉木代表だったのである。