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石丸伸二と米山隆一 それぞれの見え方:ロマン優光連載339

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熱心な石丸シンパといってもいい人をのぞけば、これらの裁判の影響でのイメージダウンは多少なりともあると思うが、それ以前に都知事選後のメディア露出の影響からくるイメージダウンもあるのではないか。

都知事選直後にテレビに出ることが多かった石丸氏だが、そこでの様子で印象が悪くなった人も多い。それぐらい感じの悪い見え方をすることが多かった。YouTubeで自分を非常によく見えるように自己演出してきた石丸氏だが、テレビに出たことで悪い見え方をした部分がある。

また。石丸氏の固定支持者は全体では多く見えるが、選挙区ごとにわけると、さほどでない地域も多いだろう。

安芸高田市の時のように対立構造を打ち出せる選挙区、小池都政には嫌気がさしているが蓮舫氏には投票するのは嫌な人々にとって第三の選択としての立ち位置をつくれた都知事選のようなことが成り立つ選挙区でないと、石丸氏の今までのやり方では目立つのも難しいと思うし、現職の強い選挙区では結果をだせないのでは。ただ、現職が弱いところ、強い現職が退き後継者がはっきりしないところでは食い込んでくる可能性もある。多くの当選者がでれば、石丸氏的な方法論がより広がっていくわけで、気になるところだ。

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米山隆一の場合

政治家と見え方と言えば、立憲民主党の米山隆一衆院議員。

編集者に勧められてYouTubeチャンネル「ReHacQ-リハック-」と米山氏のYouTubeチャンネルで配信された、米山氏と日大危機管理学部の西田亮介教授の出演番組を見たのだが、これを見て自分に何を言ってほしいのだろう。

SNSと政治」をテーマに、X上で議論というかレスバ状態になったことのある二人が直接顔をあわせたのだが、西田氏は米山氏をひたすらあおっているし、米山氏はひたすら持論を押し付け気味に語る部分の感じの悪さが目立った。よく聴けば、双方とも内容のあることも言ってはいるのだけれど、それ以前に感じが悪い。「感じ」で全てを判断するのはよくないことだが、「感じ」が多くの人の心を動かすのも真実である。「ReHacQ-リハック-」側のコメント欄では米山氏が、米山氏側のコメント欄では西田氏が基本的に叩かれているのだが、ここにいたる流れもよくわからない人、どちらにも肩入れしていない立場の人から見れば、どちらもイヤだと感じるのでは。そんな感想だ。

終わったら終わったで、X上で米山氏が直接関係のない日大の私学助成金の不交付と絡めて西田氏を揶揄するし、米山氏のX上の様子は本当によろしくない。西田氏のあおりよりも内容的には断然ひどい。トータルの感じの悪さでは、ここで一気にブチ上がっている。政治家でない人がああいうことを言っても問題だが、助成金と絡めて大学ごと叩くみたいなことは、現職議員としてどうなのかと思う。

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