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税金や社会保障など優遇三昧なのに、低所得者の生活が苦しいは「欺瞞」

社会
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「行政もメディアも、ひとり親や高齢者、障害者、低所得者といった可視化されやすい“かわいそうな人たち”ばかりに目を向けてきましたからね。そうすることで政権側は『やってる感』で目先の票につなげやすいし、メディアも“弱者への視線”を世間にアピールできる」(前出・経済評論家)

 その結果、中間層はないがしろにされ、低所得者層が優遇される不条理なシステムができてしまったのだ。

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さらに最悪なのは、そんな不条理に付け込んだ「弱者ビジネス」の横行だ。生活保護受給者をターゲットにした簡易宿泊所やNPO法人による補助金ビジネス、ネットでは生活保護をもらうためのハウツー動画まで出回っている。「働くより生活保護のほうが得」が常識になりつつあるのだ。

 このままでは消費の主力層であり、税収の中心でもある中間層の力が失われ、この国の社会保障は維持できなくなる。後に残るのは「高齢者と生活保護と富裕層」だけの、いびつな社会である。

 

文/小松立志
初出/実話BUNKAタブー2025年10月号

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