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駕籠真太郎インタビュー:謎のヴェールに包まれた海外人気に迫る

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――日本だと全部消えちゃいますもんね。先ほどイタリアのLucca Comics & Gamesの話がありましたけど、どんなイベントなんですか?
駕籠 僕は10年前くらいから毎年参加していて、イタリアのフィレンツェの近くにあるルッカという街でやっているコミックイベントです。ヨーロッパ二大コミックイベントと言われていて、もうひとつがフランスのアングレームですね。ルッカは城壁の街で、ナポレオン広場というでっかいメイン会場に出版社のブースがたくさんあって、それ以外でもいろんな場所でさまざまなブースが出ています。出版社のブースでは新刊や既刊を販売したり、ゲストで漫画家が来てサイン会をやったりとか。僕はコミッション(注:来場者がお金を払ってイラストを描いてもらえるコミッションワークのこと)で似顔絵を描いています。
――ルッカではいくらくらいで描いていただけるんですか?
駕籠 100ユーロですね。今1ユーロ170円ぐらいですから、1万7000円くらいです。円安になればなるほど僕的にはありがたいです。
――そうですよね。わー、駕籠さんの緻密な絵で似顔絵を描いてもらえるんですね。
駕籠 そんな緻密じゃない。1時間に4人だから、ひとり15分くらいですよ。
――15分も対面で描いてもらえたらめちゃくちゃ嬉しいですよ! 似顔絵は現地のファンの方が多いですか?
駕籠 現地のイタリアの人が多いですね。日本でも似顔絵イベントはやりますけど、イタリアでは7割以上がヒゲの男性で、日本は女子率が高いです。6割以上は女性ですね。僕の読者の男女比は分からないんですけど、イベントに来る人は女性のほうが多いんですよね。
――でもイタリアだと男性が多いんですね。アングレームのほうにも参加されていますよね?
駕籠 今年(2025年)の1月に初めて行きました。『ディメンシャ21』がノミネートされてFauve de la Série(シリーズ作品賞)を獲ったんですよ。それで受賞式に出て壇上で挨拶して、フランス語で通訳してもらいました。そもそも『ディメンシャ21』は日本の『コミックラウド』で連載してたけれど、国内では単行本って出てないんですよ。最初に出版されたのはアメリカだったかな。翻訳版で初めて紙で出て、その後ブラジルとかイタリア、あとフランスや何カ国かから出ました。
――おめでとうございます!

駕籠真太郎『The Princess of the Never-Ending Castle(無限の城のプリンセス)』より。

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