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駕籠真太郎インタビュー:謎のヴェールに包まれた海外人気に迫る

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海外では「エログロ」括り

――以前、駕籠さんが海外でのほうがエログロをアートとして捉えられているというお話をされていましたが、フランスの出版社The Mansion Pressから漫画ではなく画集を出版されているのはそれと関係があるのでしょうか?
駕籠 僕がネットでアップするのって漫画じゃなくて一枚絵のほうなんですよ。だから、そっちで知ってる人が海外に多いっていうのはありますね。一枚絵のほうがパッと見のインパクトがあるじゃないですか。
―― そうですね。The Mansion Pressはエログロホラー色が強い出版社で、根強いファンがついていそうだと思いました。
駕籠 海外ではエログロっていうジャンルをすごく重要視していて、たとえば丸尾末広さんとか僕みたいなエログロっていうより、エロ漫画の中でもちょっとグロ寄りな漫画家は、日本ではサブカルとして見られるんですけど、特にヨーロッパやアメリカでは「エログロ」っていうカテゴリーに入っちゃってるんです。
――海外に「エログロ」っていうカテゴリーがあるんですね。
駕籠 僕、エログロっていうカテゴリーで語られてるのが前からすごい違和感があって、伊藤潤二さんなんかも若干エログロに入れられてるんですけど、僕的には伊藤さんって純然なホラー漫画家で、少なくともエロってやってないんですよ。だからエログロではないはずなんだけど、わりと僕と同列に見られてるところがあって、同じジャンルでは丸尾末広さん、氏賀Y太さん、早見純さんが人気です。早見さんとは2025年、ルッカ(イタリアのコミックフェス・Lucca Comics & Gamesのこと)でトークショーに並んで登壇しましたけど、シャイだけど喋る時は喋るんですよね。日野日出志さんもホラーなんですけど、そこで一括りにされてる感じがします。
――日本で言うと「サブカル」に近い感じでしょうか。
駕籠 そうですよね。ただ海外では「サブカル」だと通じないんですよ。
――日本ではヘタウマとされる根本敬さんや蛭子能収さんが『アックス』で駕籠さんとも交わったりしますよね。
駕籠 日本だと『アックス』とか『ガロ』に書いてるとサブカル文脈で捉えられるんですかね。
――でも海外ではそこは交わっていないわけですね。そもそも駕籠さん自身はアートと漫画の違いって、どのように捉えてますか。
駕籠 僕は一枚絵として発表する作品はアート的な文脈で考えてますけど、漫画はまたちょっと違うと思います。
――たとえば表紙や扉絵と本編では描くときの心持ちが違ったりするんでしょうか?
駕籠 個展をやるようになってから、展示することを前提に描いた一枚絵を扉絵に使うようになりました。以前は漫画に合わせて表紙を描いていたので変わりました。

2025年ルッカで開催された、早見純と駕籠真太郎のトークショーの告知。

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