杉作J太郎

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52本目・『現代任侠史』その5:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載89

52本目・『現代任侠史』その5※前回までの記事は以下。「『現代任侠史』その1」「『現代任侠史』その2」「『現代任侠史』その3」「『現代任侠史』その4」台風が直撃していてそれどころではないのだが原稿を書いている。そもそもこの台風は数日前に来ているはずだった。最初の頃の予報ではもうとっくに通りすぎているはずだった。何日か遅...
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52本目・『現代任侠史』その4:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載88

52本目・『現代任侠史』その4※前回までの記事は以下。「『現代任侠史』その1」「『現代任侠史』その2」「『現代任侠史』その3」シャイな初デートとなった縁日散策で梶芽衣子さんと高倉健さんを待っていたのは鈴木康弘が露天商のエロ本屋だった。私も縁日や夜市は好きで子供のころからよく行った。知らない町の夜市もたのしいが日頃暮らし...
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52本目・『現代任侠史』その3:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載87

52本目・『現代任侠史』その3※前回までの記事は以下。「『現代任侠史』その1」「『現代任侠史』その2」高倉健が店主の寿司屋である。従業員の寿司職人は南利章、田中邦衛、青木卓司。田中邦衛はエロ本が好きである。あと喋ると唾がペッペッと口から飛び出すようで先輩の南利章はかなりキビシク注意している。かわいそうになるぐらいだが酢...
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52本目・『現代任侠史』その2:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載86

52本目・『現代任侠史』その2※前回記事「『現代任侠史』その1」はこちら。あれはいまはなき東京現像所だっただろうか。スタッフ、出演者など関係者だけを集めて石井輝男監督14年ぶりの劇映画「ゲンセンカン主人」(1993年)のゼロ号試写が行われた。上映が終わって。場内は静まり返っていた。試写室に明かりがついた。それでもまだ誰...
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52本目・『現代任侠史』その1:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載85

52本目・『現代任侠史』その1※続きの記事はこちら。「『現代任侠史』その2」「『現代任侠史』その3」「『現代任侠史』その4」「『現代任侠史』その5」石井輝男生誕百年である。先日店頭に並んだ映画秘宝。石井輝男生誕百年の特集が組まれた。寄稿した。石井さんの誕生日は元旦である。お年賀に石井さんちを訪れた時期があった。お誕生日...
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51本目・『ゲゲゲの鬼太郎アニメ第一期』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載84

51本目・『ゲゲゲの鬼太郎アニメ第一期』私がものごころついたときにテレビでやってたアニメがいま現在も製作されてテレビ放送されている。なんて寿命が長いんだ、という話だがそれでもまだ56年か。まだまだこんなものではないのかもしれない。100年後。200年後。私は生きてないがもしかしたらまだ製作されているかもしれない。が、テ...
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50本目・『それでも夜は明ける』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載83

50本目・『それでも夜は明ける』ひどい話である。あまりにもむごい。ある日突然、連れ去られて奴隷になってしまう人の物語である。百年以上前の物語で実話の映画化である。なんの前触れもなく、幸せな毎日をすごしていたキウェテル・イジョフォー演じる彼は連れ去られて奴隷市場に出される。そして買われて物のような、物以下の生活が始まる。...
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49本目・『世界忍者戦ジライヤ』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載82

49本目・『世界忍者戦ジライヤ』前回に続いてなぜか地球上のあちらこちらにさまざまな忍者がいて、その忍者が敵になったり味方になったりして戦ったり戦わなかったり、悪いやつをやっつけたりする『世界忍者戦ジライヤ』である。というのもその当時俺は就職もしないままずるずると漫画家生活に突入。漫画家だけでは生計が成立しないので文章を...
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49本目・『世界忍者戦ジライヤ』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載81

49本目・『世界忍者戦ジライヤ』世界の各地で頑張ってる忍者がくんずほぐれつ、敵になったり味方になったりして戦ったり戦わなかったり、悪いやつをやっつけたりする特撮アクションテレビ番組である。俺はこれがなぜか大好きで。まあまあの値段はしたが大好きな雷忍ワイルドが入っていたのでソフビ人形のセットも買った。羽田空港の売店で買っ...
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48本目・『赤い鳥逃げた?』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載80

48本目・『赤い鳥逃げた?』映画は一回性の芸術だ、と寺山修司が言っていたがそれもそもそもは別の人が言ったのかもしれないし誰が先に言わなくても誰もがほっといても勝手に思うことなのかもしれない。が、発言した人の味というのがやはりこの世にはあるので寺山修司が言ったから俺はやはりわざわざ「寺山が言っていた」とここに書いているの...
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47本目・『日本の仁義』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載79

47本目・『日本の仁義』※本記事は以下記事の続きです。連載77『日本の仁義』連載78『日本の仁義』正しいか正しくないか、で言えばまったく正しくない。有罪か無罪かで言えばまぎれもなく有罪。思えば東映の映画館に一歩入って暗闇の椅子に腰をおろせばそこはもうそうした世界だった。当時、東映アワーというテレビ番組があった。東映映画...
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47本目・『日本の仁義』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載78

47本目・『日本の仁義』※本記事は以下記事の続きです。連載77『日本の仁義』私が中学生、高校生の頃は東映が実録ヤクザ映画を次から次へと、常に製作、上映していた時期であった。厳密に記せば小学校の高学年から高校二年である。いよいよ始まったぞーという『仁義なき戦い』が1972年、小学校五年のとき。いよいよ終わりだろーなーとい...
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47本目・『日本の仁義』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載77

47本目・『日本の仁義』やくざ映画というのはいま、難しい。自分が子供の頃にはナイターが雨で中止になった時とか、ゴールデンタイムでもたまに放送されていた。土曜の夕方、日曜の昼間なんかにも放送されていた。年末年始にもよくやってたね。正月の夜に緋牡丹博徒見て、俺もお竜さん(藤純子)の子分になりたい!などと思ったものです。本気...
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46本目・『青春の殺人者』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載76

46本目・『青春の殺人者』市原悦子と内田良平。このふたりはもちろん人気俳優で、たくさんの役を演じているがこの映画で演じた母親と父親としての市原悦子、内田良平は俺が生きているかぎり、脳、というのではなく腕や脚や胸あたりの、血管の記憶として消えることがないだろう。父親殺し、母親殺しの尊属殺人。それも愛している愛されている親...
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45本目・『悲しき口笛』:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載75

45本目・『悲しき口笛』歌手、美空ひばりの初A面レコードにして初の大ヒット曲『悲しき口笛』。その曲を主題とした映画が本作『悲しき口笛』である。私が生まれる12年も前の映画なので当然なにも知らないと言えば知らないし記憶にもあるわけがない。だが映画にしてもレコードにしても後々の世でこうして見ることができる。聞くことができる...
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