21年、コシヒカリ発言により、辞職勧告決議の可決を受けたとき、冬のボーナスと12月分の給与の返上を表明したが、返上に必要な条例改正案の提出が間に合わず、全額支給。23年にNHK静岡放送局記者が給与とボーナスが満額支払われた事について知事に問い合わせたところ、川勝知事は返上しないと表明。当たり前の話だが、批判が相次ぎ、不信任決議案が提出され一票差で否決。ようやく、返金する意思を固めて23年中に完済した。
そういう人だから、「やっぱり辞めない」とか言いかねないと思われても仕方がない。
辞任するのが6月であることに関しても、ボーナスを貰ってから辞めるつもりではないかという疑惑がかけられている。それも、仕方がないのかもしれない。
川勝知事の理想の内閣、櫻井よしこ、曽野綾子以外に中村桂子、中山恭子と計四人の女性の名があげられているが、川勝知事の問題発言の女性に関わる部分を思い出してみると、彼女たちの思想を支持しているとかではなく、文化的な女性・知的な女性・学のある女性を好んだり、「おかあさん幻想」といった、彼の嗜好が反映されているだけのような気がしてくる。もしが本当にそうだったら嫌すぎるし、そうでなければいいなと思う。
〈金曜連載〉
写真／Wikipediaより（撮影／地方創生図鑑）
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PROFILE:
ロマン優光（ろまんゆうこう）
ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っており、『蠅の王、ソドムの市、その他全て』（Less Than TV）が絶賛発売中。代表的な著書として、『嘘みたいな本当の話はだいたい嘘』『90年代サブカルの呪い』（コアマガジン刊）『音楽家残酷物語』（ひよこ書房刊）などがある。
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