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PR会社女性社長と兵庫県知事選:ロマン優光連載318

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思うのだが、折田氏はもちろんのこと、知事も含めて斎藤知事陣営に公職選挙法について気にしている人が誰もいなかったのではないだろうか。公職選挙法を意図的に破ったとか、その裏をかいてやろうとしたとかではなく、単に最初から気にしてなかったような気がしてならない。

折田氏は全然気にしてないから、あんなnoteをあげてしまったのだろう。陣営にわかっている人がいたら疑惑が湧くのを恐れて、あらかじめ折田氏に口止めをちゃんとするだろうし、そもそも選挙カーに公然と上げたりしないだろう。

公益通報の結果が出るまで処分は待った方がいいという進言が人事当局の幹部らからあったのにも関わらず、それを聞きいれず、パワハラなどを告発したA氏に対する懲戒処分を行ったように、スタッフからマズいのではないかという声があったとしても無視してやってしまうような気もするし、そういう進言をするような人は斎藤氏のそばにいられないという気もするが。

あくまで疑惑であり、実際にどういう判断がくだされるかはわからないが、疑惑がもたれるような言動は普通避けるようにするわけで、あれだけ色々と雑だと「あんまり公選法のことを気にしてなかったんだろうなあ」と思ってしまう。

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本題とは関係ないが、折田氏を楓ちゃん呼ばわりする人が、ネタポストみたいなのではなく、真面目に批判しているつもりであろうポストにも見られ、政治みたいな真面目な話は真面目にした方がいいと思うし、ゲスな感じがするからやめた方がいいのでは。

折田氏は件のnoteを、

ドラマチックすぎる出来事でしたので、いつか映画化されないかななんて思っています!笑

という一文で締めているのだが、今読むとあまりにのんきすぎて、マスコミから追及から身を隠し、斎藤陣営から嘘つきだとされている現在の彼女の心境を考えると何とも言えない気分になるのである。

 

〈金曜連載〉
画像/10月31日・兵庫県知事選挙の演説

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PROFILE:
ロマン優光(ろまんゆうこう)
ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っており、『蠅の王、ソドムの市、その他全て』(Less Than TV)が絶賛発売中。代表的な著書として、『嘘みたいな本当の話はだいたい嘘』『90年代サブカルの呪い』(コアマガジン刊)『音楽家残酷物語』(ひよこ書房刊)などがある。
X:@punkuboizz

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