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梶原麻衣子が語る〝ネトウヨ〟&〝サヨク〟の問題点と両者の対話の可能性

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梶原 私は編集部辞めてましたけど、ほら見ろって感じですよね。ちゃんとした評価がされないわけですよ。国葬の時も叩かれてるから「それすらも許されないのか!」って右の人はなっちゃうし、左の人は統一教会を批判するけど、統一教会を批判するために「安倍が死んでよかった」ってなっちゃうのはリベラルの価値観が崩壊してるじゃないですか。とにかくめちゃくちゃになっちゃったっていうことですよね。

――ごく個人的にはどう思っていますか?

梶原 個人的に言えば、安倍さんに聞きたかった話ってまだいっぱいあって、そういうことが語られないままいなくなっちゃったのは困るし、本当にもっと個人的なことで言うと、安倍昭恵さんとは面識があるのですごく気の毒だなと思いました。こんなにひどいことがあるかって。

――安倍さんに聞きたかったことって何ですか?

梶原 保守の雑誌を足場にした場合なら、憲法改正とかいまの政権についての話になっちゃうんですけど、リーダー論とか、実際のところ保守の人たちのことをどう思ってたのかとかは聞きたいですね。一度取材した際に私が「なぜみんなが安倍さんをこんなに熱烈に応援するんだと思いますか?」って聞いた時に、安倍さんは「それは私がダメな人間だからです」って言ってたんです。自分がダメだから、周りの人が頑張れ頑張れって、官僚とかも含めて押し上げてくれて、ようやくそれで成り立ってるんだと言ってました。

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――言ってることが、本当にアイドルだ。

梶原 2021年のことですが、それを言うことで総裁選に出馬した高市さんにメッセージを送りたかったみたいですね。高市さんって1人で何でもできちゃう人なんですよ。条文も自分で書くし、原稿もインタビューより自分で書いたほうが早い。それじゃダメだよってことを言いたかったから、安倍さんはそういうエピソードを話してくれたんだと思います。安倍さんは彼1人がスーパーマンだったわけじゃないから、実態をもうちょっと聞きたかった。安倍さんの代わりがいないのは、誰でもそうじゃないですか。誰だって誰の代わりもいないんですから。でも総理の立場で言えば、誰かが代わりにやらなきゃいけないんで、いつまでもそんなこと言っててもしょうがないとは思うんですけどね。というか、本当はそんなことじゃなくて、いま本当に安全保障の話とかをみんなでしとかないといけない状況だと私は思ってるんですけど、なかなか広がらないですね。

右派と左派の対話の可能性

――インターネット普及以降の「ネトウヨ」って、それまでの右翼とはまた違うと思うのですが、どう思っていますか?

梶原 特に2020年代に入ってからは「右翼」の実体がないですよね。基本的には安倍支持とか日本保守党応援とか、それが嫌になって国民民主党や参政党に流れた人とか、それくらい支持政党もバラバラだし、思想的に流派を分けられるほどの論理がないんです。大きく括ると「反リベラル」「反メディア」になると思うのですが、それを全てネトウヨって呼ぶのは間違ってるし。

――リアルなつながりがなくて細分化してるんですね。

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