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早くもボロが噴出する高市政権というリスク

社会
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林氏は8歳で世界平和の祈りをはじめたと自称し、宗教にも造詣の深い故・松下幸之助氏に見いだされ、松下政経塾で学んだ。00年代より私塾で『政治家天命講座』というプログラムを開始し、政治家や政治家志望者に、幕末志士論などを説いている。参政党の神谷宗幣代表(48)や自民党の杉田水脈前衆院議員(58)などが門下生です。いわゆる〝トンデモ議員〟が多いのが気になりますが……。

いまの政界を見渡すと、松下政経塾出身の高市総理と立憲・野田佳彦代表(68)が与野党のトップを務め、林氏の弟子の維新・藤田氏、参政党・神谷氏もそれぞれ党首を務める。〝松下幸之助のDNAが政界を支配している〟という人もいます」(自民党関係者)

高市総理と維新の蜜月関係について、自民党大阪府連に所属する自民元職はこう指摘する。 「会期末まで時間がない中、維新が要求するような、強引に議員定数削減をまとめることは、ハレーションが大きすぎる。そもそも自民と維新だけでは、過半数に足りてないので、多数派工作も必要になります。議員定数削減は、無理をしてまで通すほど、緊急性があるとは思えない。

そもそも自民党議員の間では、選挙で勝つためにも、連立は解消したとはいえ、公明党との関係はこれまで通り続けたいと考えている人が多い。小林鷹之政調会長(50)は、こうした党内の声を受け止め、公明党との関係も重視して動いています。

しかし、市側近の木原稔官房長官(56)や小野田紀美経済安保相(42)は、かねてより公明党の選挙支援を受けないなど、公明党との関係がよくなかった。高市総理自身も、公明党とのパイプが乏しい。こうした状況が、公明党の連立離脱の一因となったといわれています。そして、現在は維新との共闘路線に前のめりです。今後、様々な問題が出てくるとみられます」

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熱心な高市信者による妨害も

高市政権を取り巻く〝危ない予兆〟はこれだけではない。

折しも、政治団体「NHKから国民を守る党」の党首である立花孝志容疑者(58)が11月に逮捕された。立花氏は昨年の兵庫県知事選に斎藤元彦知事(48)を支援する立場で立候補し、斎藤知事に批判的だった元兵庫県議の男性を、SNS上で虚偽の内容で誹謗中傷していた。立花氏の「犬笛」(扇動行為)により、元兵庫県議の男性は誹謗中傷にさらされた。

虚偽情報をもとにした誹謗中傷が社会問題化しているわけだが、高市政権の誕生で、それが、より顕在化している面も否めない。 「高市総理は、ネット上の保守層の間での人気が高い。野党の議員が、国会で高市総理を追及する質問をすると、『くだらない質問をするな』『お前が辞めろ』など、議員事務所に電話が殺到して、仕事にならないといいます。こうした中で、議員も萎縮してしまう傾向があり、参院予算委員会でも野党の追及が控えめだったという指摘もあります」(野党関係者)  実は、自民党の「実力者」も、高市信者の標的になっていた。

〈SNS 上で佐藤官房副長官の参議院議院運営委員会における出席停止について、参議院の人事に腹を立てた私の嫌がらせによるものであるという記事が拡散されていますが、その様な事実はありません〉

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