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池田大作亡き後の創価学会は打倒維新で弔い合戦モード

社会
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「悲しみは確かに大きいのは間違いないが、総じてみんな冷静だ。新聞や多くのメディアがやたら今後を悲観的に書き立てているが、残念ながらまるで違う」

別の東京支部幹部も言う。

「象徴的存在だった池田氏の死去でがっくりきている学会員が多いのは確かですが、すぐさま組織として瓦解したり、致命的な痛手を受けたりといったことは基本的にないと考えています」

その背景は池田氏がいなくなったいまではなく、この13年の時間とその中身だった。

「池田氏が最後にみんなの前に姿を見せたのは、2010年の5月の全国幹事会でした。当時は脳梗塞や認知症で長く病床にあったなどの健康不安説なども出ていましたが、ことの真実を知る方法もない。ならばと学会員はこう自らに言い聞かせた。『一切姿を見せなくなった理由は、いつかその日が来る。自分がいなくてもやれ。その体制をしっかり作れ』というメッセージに他ならないと。そこで私たちは、池田氏がいなくても運営できる集団指導体制を構築しようと色々揉めながらも10年以上、すでに池田氏なしでやってきています。ショックで組織が崩れるとかいう見方は真逆で、池田氏の『自分なしでもやれるように』という最大の教えに取り組み続け、それがいま実現したということです」(前出東京支部幹部)

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池田氏が姿を消した後の後継会長については、確かに紆余曲折があったが、現在は原田稔会長体制に落ち着いている。原田氏は東大卒。池田氏のようなカリスマ性はないが、「実務型」(前出幹部)と言われ、組織運営などにおいては学会内の評価も高い。

「池田名誉会長が亡くなったいまはまだ大丈夫。しかし、大変なのはこれから先なんです。組織の世代交代や原田会長のあとの会長や執行部の体制などどうやって作っていくか。それが私たちの次の仕事です」(前出幹部)

最近の選挙では苦境にあった公明党

公明党を勝たせるための選挙活動はどうなるのか。

メディアの論評はざっと次のようなものが多い。

≪池田氏の死去で学会員の選挙への熱が失われ集票力が落ちる≫(朝日新聞)

≪自民中堅は「(池田氏の死去は)士気にかかわる。ますます選挙どころではない≫(読売新聞)

公明党の若手を中心に、こうした論評と同じように「次期衆院選の結果次第で、今後の党の行く末は変わる」と危機感をあらわにする現職議員もいる。しかし、これ対して学会本部の総務会メンバーの1人は異を唱える。

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