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立花孝志、立て続けに訴訟を放棄:ロマン優光連載337

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一方で批判的な相手をけん制するためのスラップ訴訟的なものだった疑いもだされている。実際、裁判というものは物心ともに強い負担がかかり、経済的な面でのダメージもあり、その煩雑さから逃れるために被告側が引き下がることも多い。ただ、自分を刑事告訴しているような覚悟を決めた相手や、うるさがたの国会議員にそんなことやっても、こんなの相手がよけいに怒るだけだろう。

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そういえば、非公開である百条委員会での片山元副知事の証人尋問を録音した音声データを立花氏に渡したことで、百条委員会を辞め、兵庫維新の会から処分を受け離党した増山誠県会議員。その増山氏だが、昨年1225日の百条委員会での竹内英明前県議に関する彼の発言に事実でないものがあったとして議事録に注釈が入れられたことが公表された。これは個人の名誉に関する配慮、これらの発言が事実であるかのように拡散されることへの危機感があってのことだと思われる。

「(竹内英明前県議が)姫路ゆかたまつりではパワハラの事実があったとして質問したが、地元の方が声を上げてデマだったことが判明した」という増山氏の発言を受けて調査した結果、百条委員会での竹内氏の発言に該当するものはなく、片山前副知事に対するゴルフクラブの受領疑惑を追及したことに関する増山氏の発言にも2か所の事実誤認があったというもの。同じ委員会での発言ぐらい把握してから発言すべきだろう。さらに、実際の議会での発言に基づいたものではなくネット上の風評にのっかっての発言なのではないかという疑いまで抱いてしまう。

立花氏の訴訟にしても、増山氏の百条委員会での発言にしても、やるならもっとちゃんとしたほうがいいという月並みな感想がでてきてしまうのだが、ちゃんとしないことこそが武器になっていると言えるわけで、何とも言えなくなってしまう今日この頃である。

敗北のほうの話は一切しない

立花氏に関しては、みんなでつくる党(旧NHKを国民から守る党)のボランティアスタッフだった60代男性が、立花氏支持者による誹謗中傷や嫌がらせを煽る立花氏の行為(SNS上で自宅の住所を特定できるように公開された等)によって追いつめられたことが原因であるという遺書を残し自殺したということもあった。竹内氏に続き、立花氏の手法の犠牲者である疑いが非常に強い。男性が原告となった裁判で被告側の立花氏支持者が裁判で知った男性の個人情報を立花氏に教え、それを立花氏が公開したという。めちゃくちゃな話だ。

もともと一つだった通称N国、みんなでつくる党、つばさの党らの間の争いや不思議なトラブルに関しては非常にこみいったものがあってわかりにくい。詳しく知りたい人は、長年N国の動向を追ってきた選挙ウオッチャーちだい氏のnote「チダイズム」に掲載されている『【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック』シリーズを読めばわかってくるものがあると思うが、ほんとにクラクラとしてくる。あと、627回も続いているので読むのが大変なので、とりあえず、兵庫県知事選以降のものだけ読んでもいいと思う。

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