ロマン優光

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2023年を振り返る:ロマン優光連載272

272回 2023年を振り返る 2023年もそろそろ終わり、今回の原稿が今年最後に配信される回にあたる。非常にありがちで知恵がない感じだが、この連載を中心に今年の振り返りをやってみようと思う。 特定の事柄について触れたものとしては、ジャニーズ事務所についてが一番多く、テーマになったのが4回。ジャニー喜多川性加害問題の告...
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アイドルオタクが通りすがりに見たトー横と大久保公園:ロマン優光連載271

271回 アイドルオタクが通りすがりに見たトー横と大久保公園 2023年12月18日、新宿歌舞伎町のシネシティ広場に大量の資材が都によって持ち込まれ、「トー横」が封鎖されたと話題になっている。 「トー横」とは「TOHOシネマズ横」の略で、新宿歌舞伎町にある屋上にあるゴジラの頭部のオブジェ(?)で知られる映画館・TOHO...
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謎のアンミカ・バッシング:ロマン優光連載270

270回 謎のアンミカ・バッシング ここ最近、タレントのアンミカ氏が密入国者であるというバカバカしい噂が、X(旧Twitter)を中心に出回っていた。 2017年から存在しているこのデマに対しては、騒動が始まる以前の11月21日にアンミカさん本人からThreads内で否定されているし、既に多くの人が密入国はあり得ないだ...
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なぜ志らくは嫌われるのか:ロマン優光連載143【2019年9月6日記事の再掲載】

146回 なぜ志らくは嫌われるのか 立川志らくさんが、2019年9月30日から始まるTBSの『グッとラック!』という新ワイドショーで司会をつとめるといいます。志らくさんと言えば、様々な事象について、テレビのコメンテイターとして、あるいは自身のTwitterで独自の意見を発表しては小さい炎上をたびたび起こしていることで知...
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『あの子もトランスジェンダーになった』発売中止騒動を考える:ロマン優光連載269

269回 『あの子もトランスジェンダーになった』発売中止騒動を考える 2024年1月24日にKADOKAWAから発売される予定だった『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』(著・アビゲイル・シュライアー/監修・岩波明/訳・村山美雪、高橋知子、寺尾まち子)が発売中止になった。 未成年の性...
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アイドル性とはなんなのか:ロマン優光連載115【2018年8月10日記事の再掲載】

115回 アイドル性とはなんなのか 普段、アイドルを好きな人同士で話してると、感覚的な部分を互いに共有しているために、ちゃんとした定義を言語化しないまま使っている言葉というのが多々あります。 「アイドル性」いう言葉もその一つです。 そういう文化圏の外から見ると何をもって定義付けているのか意味不明の場合もあるでしょう。先...
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アイドルの「いい下手さ」とは:ロマン優光連載113【2018年7月13日記事の再掲載】

113回 アイドルの「いい下手さ」とは アイドルを音楽という側面から考えてみると、それは不思議な存在であって、ボーカリストとして技術的にちゃんとしていることが必ずしも求められているわけではない。 歴史を振り返って考えてみるに、現代のアイドルの雛型的なものが生まれた'70~'80年代、芸能の世界で若いタレントを使って商売...
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北野武監督作『首』は面白い:ロマン優光連載268

268回 北野武監督作『首』は面白い 『首』はすごく変な映画だった。これを受け入れられない人がいるのはわかる。この作品がいわゆる「映画」になっていないからだ。だから、本格的な時代劇・歴史劇や北野武映画を求めていた人の評価が低くなる場合があるのは理解できるというものだ。 ただ、個人的には面白かったし、興味深い作品だった。...
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陰謀論にハマる人:ロマン優光連載175【2020年12月4日記事の再掲載】

175回 陰謀論にハマる人 ある著名人が、全く彼と無関係な人々を、自分を監視し色々と妨害している秘密組織の一員と思い込んでいる様子が、自分のTwitterのタイムラインにRTで流れてきた。 これまでも似たような発言をネット上で繰り返してきた彼。 薬物による逮捕歴があることから、薬物使用を疑うような声や、薬物の後遺症では...
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あの頃の創価学会:ロマン優光連載267

267回 あの頃の創価学会 1972年生まれの自分が初めて池田大作という人の存在を強く意識したのは小学校高学年から中学生くらいのころ、街中に貼ってあった池田氏と創価学会を糾弾する内容が書かれた貼り紙によってだった。当時自分が歩いていた街中の光景が朧気になっていく中で、これと横田めぐみさんの消息を求める貼り紙はなぜか鮮明...
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私人逮捕:ロマン優光連載266

266回 私人逮捕 「私人逮捕」。これが担当編集氏からもらった今回のテーマなわけだが、私人逮捕それ自体について何か言うことがあるかというと特になにもない。 目の前でひったくりや痴漢が起き、被害者に「その人つかまえてー!」とか言われたら協力するかもしれないし、わけのわからない恨み言を叫びながら襲ってくる人間から身を守ろう...
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あのちゃんについて:ロマン優光連載145【2019年10月4日記事の再掲載】

145回 あのちゃんについて あのちゃんがゆるめるモ!を脱退するという報告を見た時、今後はアイドルと呼ばれるような領域での活動をすることはないのかな、という感想を抱いた。あのちゃんのような世界と折り合いがつけにくい潔癖な人が、アイドルという虚構の世界を守るためのある種の本音と建前が横行する場で5年以上活動をしてきたこと...
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『ゴジラ-1.0』を観た:ロマン優光連載265

265回 『ゴジラ-1.0』を観た 怪獣映画として最高だったと思う。そう、『ゴジラ-1.0』の話だ。 怪獣映画としてというか、ゴジラ映画として最高だった。圧倒的な迫力の怖いゴジラが人間を殺しにくるのだから、ゴジラの主演映画としてなんの不満があるだろう。 人間ドラマ部分に対して、一般的に評価があまりかんばしくないのは確か...
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伊藤博文はテロリストか:ロマン優光連載264

264回 伊藤博文はテロリストか 薩摩・長州・土佐の出身者を中心に、明治の元勲と言われるような人の中には幕末に志士として活動していた際に徳川幕府政権に揺さぶりをかけたり外国人を排除するためのテロ行為に関与していた人間がいるというのは歴史上の事実である。 伊藤博文もその例にもれず、尊皇攘夷派の志士として英国公使館焼き討ち...
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ASKAのBUCK-TICK櫻井敦司死去に関する発言について考える:ロマン優光連載263

263回 ASKAのBUCK-TICK櫻井敦司死去に関する発言について考える 突然の訃報に気持ちが整理できないまま友人と話していた。いや、他の用事があって連絡をとったのだが、自然とその話になってしまった。自分でも意外なくらいショックを感じてた。そうかといって、自分くらいの想いしかない人間はSNSで追悼の弁を述べるのは違...
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