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村上春樹作品の空虚さと人気を煽って商売する胡散臭い大人たち

社会
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 特にエロ描写が異常なほど多く、女の主人公が婦人警官とレズ行為をしたり、性表現を頻繁に使ったりする。まるで赤川次郎の小説をポルノにし、やたらと長くした感じなのである。

 これではアメリカで酷評されるのも当たり前。むしろ「いくら作られたミリオン」といっても、そんな小説が社会現象になり、100万部も売れてしまった日本のほうがどうかしている。

モテない童貞が書いた妄想小説

 もう一度言うが、いくら話題でも村上春樹の新作を読む必要はまったくない。

 どうしてもハルキストを気どって村上春樹のことを語りたいというなら、1987年に発売された書き下ろし長編で、代表作でもある『ノルウェイの森』を読んでおけば十分だ。

 内容は、どう見ても村上春樹本人としか思えない自己愛の強い37歳のおっさんの「僕」が、心を病んだ最愛の「直子」に振り回された青春時代を陶酔しながら振り返るキモい恋愛小説。

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 繊細な「僕」は、自分の殻に閉じこもって厨二的ハードボイルドを気どっている。そんないかにも童貞っぽい「僕」なのに、なぜか女にモテモテで、向こうから近づいてきて都合よくセックスさせてくれるのだ。

「僕」は表面上こそ女子たちに冷めたポーズを取っているが、内心では大喜び。ただし、女の主要登場人物は全員が精神を病んでいたりかまってちゃんだったり自殺したりするメンヘラばかりで、最愛の「直子」も日本の恋愛小説のセオリー通り、最終的に自殺する。

 村上春樹の小説は、この『ノルウェイの森』に限らず、基本的に全部こういう構造で成り立っている。女にモテる主人公が自己陶酔して「繊細なボク」をアピールするだけで、大事なことはなにひとつ語らない。そして、主人公はどいつもこいつもびっくりするほど精神性が薄っぺらいのだ。

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