ここに書いてきたことはあくまで氏の発言に対する論評と仮説の検証であって、真実があきらかになるとかいうものではないし、東国原氏のソースが立花氏の発言だったかどうかは現時点ではわからない。しかし、立花氏というソース元としては非常に信憑性の低いということを自らの言動で証明してきた人の発言を、未だにちゃんとしたソース元からの情報であるかのように拡散する人が多いのは事実である。
その場その場で自分が求めている「物語」に沿った情報を出してくれることが重要であり、その人物がどのような人物であるかを確かめようとしない人、その人物がどのような人物であろうが必要とする情報さえだしてくれるのなら気にならない人が多いということなのだろう。連続性を重要視せず、その場さえ勝てればよく、整合感を無視するようなその場の感情優先の極めてネットのレスバ的な在り方が実生活で力を持っていくように感じられ、非常に心配になっている。
〈金曜連載〉
画像/2024年10月31日・街頭演説
「パチンコと選挙は勝てるゲーム」立花孝志インタビュー【前編】
「パチンコと選挙は勝てるゲーム」立花孝志インタビュー【後編】
N国党立花孝志の海老名市長選選挙ボランティアやってみた
兵庫県知事選の様子がおかしい:ロマン優光連載316
PROFILE:
ロマン優光(ろまんゆうこう)
ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っており、『蠅の王、ソドムの市、その他全て』(Less Than TV)が絶賛発売中。代表的な著書として、『嘘みたいな本当の話はだいたい嘘』『90年代サブカルの呪い』(コアマガジン刊)『音楽家残酷物語』(ひよこ書房刊)などがある。
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