パイプ椅子にバリカン刑!PL学園いじめで出場辞退
2001年6月、PL学園の野球部に所属していた元部員(17)が、上級生から日常的にいじめを受けて学校を辞めざるを得なくなったとして、3年生の先輩部員(17)と高校、部長、監督を相手に、計約187万円の支払いを求める損害賠償請求訴訟を起こした。
訴えによると、00年春に野球部に入部し、寮生活を始めた元部員は、当時2年生だった先輩部員の「付き人」として身の回りの世話を命じられた。その毎日は悲惨なものだった。手やバットで殴られるのは日常茶飯事。打撃練習の場所取りに負けたからとパイプ椅子で殴られたり、アンダーシャツがなくなった責任をかぶせられ、何度も殴られ、頭髪の一部をバリカンで刈られたりしたというから、DQNすぎ!
事件は、某週刊誌が、元部員の父母からの告発という形で報道し、表面化。PL学園は、01年夏の大阪大会出場辞退に追い込まれ、夏の甲子園出場への道を閉ざされたばかりか、6カ月の対外試合禁止処分を下され、01年センバツ出場の道も閉ざされるハメになった。
この明らかに常軌を逸した、いじめ事件の当該選手は、ドラフト指名され、翌年、阪神に入団。01年12月6日号『週刊新潮』は、「阪神ドラフト4位は『PL野球部暴力事件』の張本人」という見出しで、いじめ選手の実名を報道。ちなみに、その選手とは将来の中軸候補とされながらも、昨年、阪神から戦力外通告を受けた桜井広大だった。
ちなみに、PL学園では86年にも、3年生に「池に飛び込んでスリッパを拾ってこい」と命令された2年生部員が、そのまま溺死するという痛ましい事件があった。
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