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万博が逆転大成功してもやっぱクソやねん、大阪

社会
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ドヤ街の西成や飛田新地のある新今宮駅周辺、いわゆる「あいりん地区」について、大阪の人はあまり話そうとしない。今では新開発も進み、星野リゾート運営のホテルまで建っているが、昔のスラム街のイメージをいつまでも引きずっているからか、未だにタブー視している。

「ところで岡田くん、家賃はなんぼなん?」

大阪の人は家賃や収入を平気で聞いてくる。うざい。

「あ、10万ですけど」

「ジュウマン! 独り暮らしでジュウマン! 岡田くん、金持ちなんやね。そしたら、ここは岡田くん持ちでえぇかな。えぇやんな。ゴチになりやーす!」

「いやいや、歓迎会……」

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ソニー生命保険が2018年に発表した生活意識調査によれば「自分は倹約家だと思う」と回答した割合は大阪府が都道府県トップの68%であった。

歓迎会のはずが奢らされて、カラオケに連れて行かれ、大阪の人は歌う。

「やっぱ好きやねん♪」

「(いや、全然好きになれないんだけど。『近そうで遠い大阪』なんだけど)」

他県民にとっては恋しくもなく、憎らしいだけの街、大阪。

「やっぱクソやねん、大阪」

 

文/ダテクニヒコ
初出/実話BUNKAタブー2025年9月号

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